ブログやサイトを作成されている方に多い悩みが
「魅力的なブログ記事が書けない」
ということだったりします。
せっかくアクセスを集められるであろうキーワードを見つけたとしても、
今度はそのキーワードを元にした文章が書けない・・
誰かが読んで魅力を感じてもらえるような記事にならない・・
といった感じでお悩みのようです。
私も今こうしてブログを書いたりメルマガを書いたりしているわけですが、
私自身は文章を書くのが好きとか、ましてや得意だったわけでは全くありません。
強化で言えば「国語」が一番苦手で大嫌いでした。
文字だらけの本を読むのも好きじゃないし
ましてや学校の宿題でよくあった「作文」「感想文」などもイヤでイヤで・・
いかにして本を読まずに読書感想文を書きあげるか、なんて
無駄なことばかり考えていました^^;
しかし、結局どこに就職しても、
会社を辞めてビジネスをしている今ももちろんそうですが、
常に「文章を書く」ことが重要な役割の1つになってます。
最初に勤めたのは小学校でしたが、
そこでも学習指導案やらなんやら書かないといけないし、
次に務めた専門学校では自分が書くだけではなく学生の就職活動用の自己PRを添削しないといけないし、
更に次に勤めた企業でも統計解析計画書に解析仕様書、解析報告書モロモロ・・
とにかく相手に何か伝えるために「文章を書く」日々です。
でも、こうやってイヤイヤでも
目の前にあるやらねばならないことをこなしていくことも
意外と大事だったんだなと思います。
指導案・自己PR・計画書・・と、それぞれ型も目的も内容も何もかもが異なる文章ですが、
とにかく量をこなしていくと「文章を書く」ために共通して必要なことを
感覚的につかむことができるようになります。
その感覚があるから、ブログの記事でもレターのライティングでも
全部同じように進めることができるようになったのかな、と思います。
だから、今もし、ブログ記事がイマイチ上手く書けないとか、
メルマガが書けないといったことがあるなら、
まずはいろんな文章を書くことをおススメします。
もちろん、どれも適当にやるのではなく、
他の人が書いたものを参照したり、
良いと思う点は真似たり、イマイチだと思う点は反面教師にし、
そうやって自分なりに工夫しながらやってみてください。
ライティング力を上げたいからといって
単直に「ライティングマニュアル」等ばかりを見ていては
その効果は小さいです。
例えば、私は小説は全く読まないしドラマも全く見ませんが、
マンガは読むしアニメも見ます。
もちろん好きで暇つぶし的に読んでいるわけですが、
漫画やアニメの中に出てきたセリフの言い回し、引用された単語や事例、
雰囲気を形作るために利用されている言葉など、
面白いなと思ったものはその後で調べたり自分なりにアレンジして使ってみたりします。
私も1、2冊くらいはライティングの本も読みましたが、
これはあくまで基本をおさえるため。
そこに付け足して、得た知識をより効果的に引き出すのは
自分自身の経験と実践からだと思います。
会社に通勤していたころは電車の中にある広告を見ながら、
その広告のキャッチコピーは自分なりにいいと思うか、
自分ならどう修正するかを考えてばかりいました。
特にコスメ関連の広告のキャッチコピーは
「一言も効果があるとは言っていないのに、
どうして効果があると思わされてしまうんだろう」
といつも感心しながら見てました。
化粧品等は医薬品じゃないので効能効果を謳っては×です。
例えば美白化粧品なら
「シミが消える」「肌が白くなる」なんて絶対に書きません。
(そもそも美白化粧品はメラニンの生成を抑えるだけでシミが消えるわけじゃないですしね)
だから、広告には、
「クリアな透明感」
「ワントーン明るく」
「ピュアな素肌へ」
・
・
こんな感じのキャッチコピーが並んでいます。
このコピーをを見た人が
「シミが消えるんだ!」「シミが出来ないんだ!」
と勝手に脳内変換しているわけです。
どうして、こう思わされてしまうかというと、
この絶妙な言い回しにあります。
「クリアな透明感」ってよくよく考えれば何を指しているのかサッパリですが、
(肌が透明になるわけがないしあり得ない)
そのコピーの横に美人モデルの素肌がセットで配置してあるだけで
脳内イメージはもう自分もそのモデルのようなキレイなお肌を手に入れているわけです。
こう相手に勝手にイメージを想像させる力のあるコピーを見ると
面白いなあ、何故そう思ってしまうんだろうなあと、いつも考えてしまいます。
そんな感じで、ただマニュアルを読み込むだけじゃなくて、
日々目に入る情報全てから得られるものを吸収しつくす(インプット)、
更に得たものを今度は自分なりに実践(アウトプット)を繰り返すといいですよ。
自分の中にいろんな材料やネタやできることが増えていくことが
それがゆくゆくはライティング力向上につながります。
ぜひいろいろ挑戦してみてください。